【Sikuli/Sikulix】無料のパソコン操作自動化rpaツール

パソコン操作自動化で出来ることは?

 

rpaツールを使用すると、パソコンにおけるマウスやキーボードの入力操作を自動化することができます。

単純だけど大量にある操作はありませんか?

rpaツールは、【単純だけど大量にある操作】の自動化で本領を発揮します。

 

RPAツールとは?

RPAは、「ロボティック・プロセス・オートメーション」のことを指します。

表示された画面を認識して、人間と同じような操作を行う仕組みです。

例えば、表示されている画面内から人の目のようにマッチする部分を探してをクリックするといったことが実現できます。

ここでは、RPAによるパソコン操作自動化を実現するためのツールとして、【Sikuli/Sikulix】をご紹介します。

 

【Sikuli/Sikulix】の利点

Sikuli/Sikulixの利点として下記3点を挙げます。

●フリーソフトのため、お金をかけずにパソコン操作自動化が実現できる

●座標でクリック場所を指定するような自動化ツールとは異なり、表示場所が変わった場合も問題なく動作する

●短いコードで実現できるので、初心者でも理解しやすい

 

【Sikuli/Sikulix】の欠点

Sikuli/Sikulixの利点として下記3点を挙げます。

●画面に表示されるものしか自動化対象とできない(ディスプレイに表示しないアプリケーションなどには適用できない)

●同じプログラムでも解像度や色味などパソコン環境によって動作しなくなる場合がある(この場合、パターンマッチ用画像の取り直しが必要となる)

●100%正確に動作するわけでは無い。(クリックされなかったり、文字が入力されなかったりすることがある)

 

 

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自動化ツール【Sikuli/Sikulix】のインストール手順

 

早速Sikuliの利用を開始するための手順をご説明していきます。

Sikuliの動作準備完了までには、大きく2つのステップがあります

  1. Javaのインストール(Java7以上がインストールされていない場合のみ)
  2. Sikuliのインストール

順を追って詳しくご説明していきます。

 

Javaのインストール(Java7以上がインストールされていない場合のみ)

Javaのインストールのため、下記Javaのホームページへアクセスします

https://www.java.com/ja/download/

2018年7月28日現在の最新バージョンは「Version 8 Update 181」ですが、新たなバージョンが公開された場合は、Version 9 や Update 182 等、上記とは異なる表示になっている可能性があります。

 

 

Windows10のEdgeブラウザでアクセスすると、上記の様な注意メッセージが表示されましたが、そのまま「同意して無料ダウンロードを開始」をクリックし、ダウンロードを進めてください。

 

 

ダウンロードしたファイルを実行すると、セットアップ画面が表示されます。「インストール」をクリック。

 

 

インストールが正常に完了すると、上記画面が表示されます。「閉じる」をクリック。Javaのインストール手順は以上です。

 

Sikuliのインストール

 

Sikuliのインストールのため、下記公式サイトのダウンロードページへアクセスします。

https://launchpad.net/sikuli/+download

 

ここでは、2018年7月28日現在の最新バージョンである、「sikulixsetup-1.1.2.jar」をインストールします。

 

上記のファイルを任意の場所に名前を付けて保存をします。ここでは、デスクトップに「Sikuli」というフォルダを作成し、その中に名前を付けて保存しました。

 

ダウンロードしたファイルをダブルクリックで実行すると、セットアップを開始するかの確認画面が表示されるので、「はい」をクリックします。

 

このサイトでは、開発言語としてデフォルトのPythonを利用するので、下記の通りチェックを入れて、「Setup Now」をクリックします。

 

以下のファイルがダウンロードされる旨の確認画面が表示されるので、「はい」をクリック

Jython Version 2.7.0(推奨)を入手するかの確認画面が表示されるので、ここでは「はい」を選択しました。

(このバージョンの場合、まれに問題が発生することがあるようです)

 

インストールが完了すると、下記画面が表示されます。「OK」をクリック。

先ほどデスクトップに作成した「Sikuli」フォルダ内に「runsikulix」というコマンドスクリプトが作成されていますので、こちらをダブルクリックして実行してください。

 

下記画面が表示されたら、Sikuliを利用する準備は完了です。お疲れ様でした。

 

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